立春

本日は二十四節気の「立春」です。

       「春の気立つをもって也」
                     :暦便覧
はじまりです。

昨日の節分は、みなさまはどのように過ごされたでしょうか。
節分に限らず、思ひ思ひの日本の伝統行事を、これからも楽しんでいただけたらと思います。

今年の立春は、「新年立春」で旧暦の一月二日になりますね。
この春という暦通り、こんなにあたたかな立春は本当に珍しいです。


さて、お正月に今年の新たな決意をしてからひと月が、経ちました。

きっと今、その決意が緩んでしまった方が多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私もそのひとりであるからです。

この立春を新たなはじまりとして、再スタートをきるならまだ間に合いそうな気もしますよね。

その点でも、節目が十二ヶ月の倍である二十四節気では、その節気の自然の移り変わりを見つめるだけでなく、自分自身を見つめ直すのにも、役に立つものと言えるかもしれません。

今年のはじめに、新春企画としてご提案させていただいた
『まずは「毎月1日」に盛り塩をするという習慣』 を、はじめていただく方が、ここのところ増えてきており、その方なりに「1日と15日」にするなど、楽しんで実践なさっていただいて、たいへん喜ばしいことであります。

こういった日頃の決まり事、ルーティンワークの大切さは、伊勢神宮をはじめとする神道の基本となるもので、だらだらしてしまいがちな日常にリズムをもたらしてくれます。

何かひとつでも今年できた達成感を掴むと、次の年にも活かされます。

私自身も、「今年の暮れに後悔だけはしないという」目標だけは、
もう一度立てた方が良いかもしれません。