啓蟄

現在の節気は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。

 「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ずれば也」

                          :暦便覧

六日より、第三の節気である「啓蟄」に入りました。
「啓」はひらく、「蟄」は、虫などの生物が冬籠りすることで、
冬眠からあけ、活動がはじまるというわけです。

この節は、まさに『兆し』。


寒かった長い冬から春の兆しとして目にあらわれてくる時期ですね。

『兆し』という言葉は個人的にも好きなことばで、あたらしい何かが、
始まる予感、気配。

この節から次の春分に向け、年度末から、新年度を迎える準備期です。
当店のお客様もあらたな新生活を迎える方からのご注文を多く頂いており、日々慌ただしくさせていただいております。

日本の文化はまさに節目を大事した文化です。
その為、多くの節目、節目がありますが、自分なりの節目を決め、そこからあらたな「兆し」を掴んでいただければ、今より少し稔りある生活になるのではないでしょうか。

その兆しを自分にもなぞらえ、今後の励みにしていく所存です。
忙しさにかまけ頻度が落ちてるブログやツイッターを「停滞の兆し」と言われないよう、時間を上手く使っていかなくてはいけませんね。

それでは、みなさまのあたらしい兆しが、よい兆しとなりますように。