清明

現在の二十四節気は「清明」です。

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり也
                           :暦便覧

清明」は「瞭」の略といわれております。

先の春分の頃より、文字通り、日に日に明るさが増し、
清らかで、すがすがしい日が、徐々に増えてきました。

街を走っていますと、突然、あざやかな桜色が目に飛びこんできて
しばし、時を忘れてしまいそうになります。

伊勢神宮周辺の五十鈴川ほとり、宮川周辺の桜も、開花しはじめ、
満開まで、もうあと少しといったところです。

幾度かの、窮地から復興できたのも日本人の精神性もさることながら、
この日本の美しく表情豊かな自然に助けられてもいるのでしょうね。

生命の尊さ、儚さを、より感じさせてくれる桜が、
今年はより一層強く見える。

がんばろう、日本。